成希 成希

成希の仕事

旬の食材がもたらす感動をお届けするため、
素材選びからこだわりぬいて、
精一杯のおもてなしをさせて頂いております。
成希のこだわりを一部ご紹介させて頂きます。

滝本 成希

店主紹介

滝本 成希

25歳の時に渡英し、現地の日本料理店で修行。31歳で日本に帰国し、銀座の老舗有名鮨店で7年間修行する。その後、日比谷の予約困難な人気鮨店で2年間料理長を務める。2022年7月、ふるさとである氷見に帰郷し、「成希」を開店。

立山の「ミクリガ池」

恵まれた地形が育くむ、富山の水

質も量も全国トップレベルを誇る水環境の富山県。北アルプスに積もった雪は夏でも消えない万年雪となり、やがて清らかな雪解け水となって、扇状地の地下をゆっくりと流れながら地中の成分を吸収し、まろやかでおいしい水になります。
水は料理にとって欠かせない存在であるだけでなく、使う水によって料理の味を左右する場合があります。いつでも変わらない食の感動をお届けするために、富山の水は成希にとって必要不可欠な存在です。

富山湾越しの立山連峰が望める「長坂の棚田」

地元で育った自然栽培米

成希では、「地元氷見・長坂で育った自然栽培米」と、「能登・七原で育った自然栽培米」をブレンドして使用しています。
どちらも昼夜の寒暖差がある豊かな自然の中、清らかな水で育ったみずみずしいお米ですが、それぞれ違った特徴を持ち、それらを混ぜ合わせることでお米の甘みと旨みがさらに立体的になります。農薬や化学肥料を一切使わず、丹精込めて作られている自然栽培米が、握り寿司の味を一層引き立ててくれます。

のどぐろ丼(小)
握り(かじきトロ/アジ/白海老/コハダ)

富山湾の旬の味覚

富山は「ブリ」をはじめ、「ホタルイカ」、「白海老」などが全国的に有名ですが、その他にも富山湾には約500種類の魚が生息していると言われています。それは、3000m級の険しい立山連峰と山並みからの雪解け水が、森林を通ることでたくさんの有機質を蓄え、富山湾に流れ込むという絶好の地理的条件に由来します。そんな国内有数の漁場の中でも、信頼できる網元で採れた魚のみを厳選して仕入れています。富山湾の旬の味覚を贅沢にお楽しみください。

鯵(アジ)

富山湾では年中、定置網漁にてマアジが水揚げされています。氷見の定置網漁は陸から近い沿岸で行われるため、新鮮なアジを手に入れられるのは地元氷見だからこその魅力。成希では、回遊型のマアジではなく、富山湾に根付いた脂のり抜群の「金アジ」のみを仕入れています。鮮度の良い地元氷見のアジを「握り」でお楽しみください。

鰤(ブリ)

活きが良く、中身がしっかりつまった「ブリ」を厳選して仕入れています。「握り」はもちろん、「鰤しゃぶ」や、腹トロ・背トロ・ハツをミルフィーユ状に重ねた「握り」の「ブリニヒトエ」を提供しております。口いっぱいに広がる脂の旨み、遠洋から氷見までやってきた逞しいブリの血の強さを感じて頂きたいです。冬の期間に提供しております。

地元氷見の「髙澤酒造場」にて

北陸の地酒

成希では、お客様の様々な好みにお応えできるよう、60種類ほどの北陸の地酒を常時取り揃えております。その中でも富山の地酒は、すっきりとした飲み口の淡麗辛口でありながら、米へのこだわりが独特のまろやかな風味を醸し出し、飲み飽きることなく、どのような料理にも大変良く合います。地酒と地元の食材の相性を心ゆくまでお楽しみください。